奄美大島

女神男神が降り立った奄美大島は日本の原点回帰 大自然の神の島

和のフラワーエッセンスが最初に作られた聖地

大自然の奄美大島

奄美大島は九州の西南、鹿児島県に属し、奄美群島(奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島)の中でもっとも大きい島で、鹿児島市と沖縄のちょうど中間あたりに位置します。

大自然の奄美大島は、2021年7月に世界自然遺産に登録され、国内最大規模を誇る亜熱帯雨林、起伏の大きい山々、谷、深い海岸線、広大なマングローブ林があり、その地の大自然を守るハブを筆頭に多くの固有種が存在しています。

奄美 マングローブ
住用 マングローブ原生林


世界自然遺産登録にあたり、観光地化、ホテルも増えていますが、それでも圧倒的な大自然
の風景、豊かさを前に、人間も自然の一部、自然に生かされていると気づかされます

奄美大島 
奄美大島の夕焼け

女神、男神が降り立った湯湾岳


奄美では、古くから「奄美島建伝説」があり、水平線の彼方の神の国「ネリヤカナヤ」の女神、阿麻弥姑(あまみこ)と男神の志仁礼久(しにれく)が天空で、矛で揺れ動く島をかき回し島々ができ、その島の土地の一番高い山、島の最高峰の湯湾岳(アマンデー)に降り立ったということです。やっぱり女神、男神なんですね。

奄美大島 観察の森からの景色

奄美大島は、女神、男神の島建伝説のある島でもあり、海、山から感じるもの、自然の生き物たち、太陽、月、潮の満ち引き、圧倒的な大自然が織りなすエネルギーを感じる地。

地元の人(しまんちゅ)は、自然を崇拝、集落には立神という、海にそそり立つシンボル的な岩があったり、霊的な能力を持つユタ神様(女性のユタ神様、男性のユタ神様も)に悩みごとの相談をします。

奄美大島 節田立神
節田立神


ご先祖様を大切にしお墓参り旧盆期間には、個人のお店や観光施設も閉まってしまうところが多く、旧暦の8月には、来年も豊かな収穫に恵まれるよう神々に祈り感謝を捧げる「奄美の八月踊り」が集落ごとにあり、チヂンという太鼓に合わせて輪になって男女かけあいながら歌い踊る行事が賑やかに行われています。


旧正月には、三献(さんごん)という赤椀、刺身、黒椀の正月料理が焼酎と振るまわれますが、もともと日本料理の一つとして室町時代から江戸時代に発展していった日本古来のもののようなのです。今では奄美地域で受け継がれる希少な食文化となっています。

荒波のやどり(あらば食堂)さんの三献


それ以外でも奄美の行事は、旧暦で設定されていて、旧暦を気にしている人もいたり、最初は旧暦と言われてピンとこなかったのだけれど、確かに奄美大島で一年間、地元の人と関わったり、大自然に囲まれて過ごしてみると、そもそも奄美の島の生活の方が、本来の日本、日本人に合っているのではないか?と思わずにはいられません。


毎日更新される潮見表通りに、1日の時間帯での潮位の差に驚き、月と太陽によって潮の満ち引き、満潮干潮の潮位差が大きくなる大潮など、圧倒的な海の透明度のアマミブルーとあいまりとても神秘的です。

海に囲まれた奄美大島は、身近にダイレクトにそれを感じますが、思えば日本は海に囲まれた日本列島、島国なんですから、月と太陽の影響は大きいのではないでしょうか?

旧暦は月の満ち欠けを基準にしているので新月満月もひと月で当てはまり、明治5年に採用された現行のカレンダー太陽暦、グレゴリオ暦(新暦)365日が使われる、以前に採用されていた太陰太陽暦、旧暦の方が、月と季節を表す太陽の動き、一年の中での二十四節気、昔からの習慣を大切にしている奄美大島の方が、日本の本来のサイクルなんだと気づかされます。

奄美大島で知る、原点回帰

人間が生きるのに欠かせない自然

奄美大島は天空から女神男神が降りたった島

神の島

自然神

その素晴らしい土地のエネルギー奄美大島で、自生する花で最初に作られた


和のフラワーエッセンスは、日本人にとって忘れていた日本人の心の助けになってくれる自然からの贈り物、花のエネルギーなのだと改めて思うところとなりました。